室内楽をもっと身近に幼少期から楽しむ方法がないものかと、弦楽器のオブリガート付き作品の出版や全国各地での室内楽クラスの普及と指導に関わらせていただいてから16年経ちました。
最近では堅苦しく感じるこの「室内楽」の三文字も、少しずつ音楽教育の柱の一つとしての存在感を得られるようになってきたように感じています。
ピアノはそもそもメロディーと伴奏というひとりアンサンブルが可能な楽器でありますが、
他の楽器とのアンサンブルを通じてとても大きな学びと感性を得ることができます。
音楽を広く深く学ぶためにも、ピアノソロに加えてピアノトリオやデュオを多くの子供に体験して欲しいと考えています。
この夏は新型コロナウィルスという制約がある中ではありましたが、小学生のためのトリオクラスを開講することができました。
今回も室内楽が初体験の方々を含む小学生たちが集い、とても楽しいクラスになりました。
感染予防対策を取る必要がありますので、1クラスの定員は保護者も含めて制限しましたが、クラスの中継をZoomで行って移動中やご自宅からでもクラスを体験できるようにしました。
以下クラス終了後にいただいた受講生とその保護者の皆様よりいただいた感想文です。
大きな学びになったようで、本当に嬉しい限りです。
今後も子供達の豊かな教育の一端として、このクラスを充実させていきたいと思っています。(次回のクラスは2021年1月開講になります。)
MSさん(小3)
最初はとてもきんちょうして、バイオリンの先生とチェロの先生と目を合わせられませんでした。練習をしていくうちに、バイオリンとチェロの音をきくことができるようになって、目もあわせられました。
先生の教えてくれることはむずかしかったけど、いしきしてがんばりました。
「上手になったね。」とほめてもらえてとてもうれしかったです。また室内楽をやりたいです。
MSさんのお母様より
娘だけでなく、付き添いの私にとっても、間近でバイオリンとチェロの音色を聴くことができる貴重な経験でした。
娘は初回緊張で硬くなっていましたが、3人の先生方の優しく楽しい雰囲気のお陰で「合わせるって楽しい!」との感想を持つことができたようです。
先生方のアドバイスは、わかりやすく且つ実践するには多少の難しさが感じられる絶妙なものだったので、次回のレッスンに向けて熱心に練習していました。
最終回では親の心配をよそに、堂々と、そして気持ち良さそうに弾いており、短期間ながら娘の大きな成長を感じました。
HMさん(小4)
初めてのアンサンブル、とても楽しかったです。
曲の雰囲気が変わる時の間のあけかたやブレスのタイミングなどを、先生方は何度も練習させてくださいました。できた時には嬉しくて、すっかりアンサンブルのとりこになった気分です。レッスンの後の練習では、どの楽器がメロディーになるのか考えたり、先生方のお顔を思い出したりして、次のレッスンが待ち遠しかったです。
ピアノを1人で弾くのもいいけれど、みんなで音楽を作り上げていく感覚が、すごく気持ちよかったです。またアンサンブルをやりたいです。
HMさんのお母様
夏の3日間、私たちにとって夢のような時間でした。
緊張した娘が先生方の優しくも的確なご指導で、楽しく曲を合わせていく様子は本当に感動しました。それぞれの弦楽器の違いやリズムのとりかたのコツなど、貴重なお話も聞かせていただきました。
娘は家に帰ってから、ピアノ練習だけではなくチェロやバイオリンについて調べたり、家族にアンサンブルの話をしたりして、音楽の世界が広がっていったようです。
先生方のおかげで、「一緒に会話を楽しみ音楽を作る感覚」を味わうことができました。
素晴らしいレッスンを本当にありがとうございました。
YSさん(小5)
初めて弦楽器とあわせたときは、とても緊張しましたが楽しかったです。
先生方は、褒めながら優しく教えてくれるので嬉しかったです。
合わせるのは大変だけれど、ソロより室内楽の方が楽しくて好き。弦楽器と一緒に演奏して、ぴたっと合ったときが気持ちが良かったです。
3回のレッスンで、ピアノを弾きながら弦楽器の音を聞くことができるようになったと思いました。
RYさん(小5)
小学3年生から室内楽のレッスンを始めました。
ソロの時とは違い、他の楽器と合わせる難しさ、楽器でお話をする気持ち、曲げ出来上がっていく楽しさやうれしさを学べることが素敵です。レッスン中、他の人の演奏をきき、一緒に学ぶことがとても勉強になります。
これからも続けていろいろな曲に挑戦したいです。
♪感想をお寄せくださった受講生の皆様、ありがとうございました。
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